
承け継ぐ暮らし のぎ屋
2015年、生まれ育った横浜から祖父の家がある鳥取へ移住しました。
祖父と1年足らずの生活を共にした後、田畑を継ぐことに。同時に就農し、春〜秋はスイカ・米を栽培し、冬には餅を加工しています。
鳥取県の山村にある築90年の古民家。ここは僕の祖父母が、農業や林業を営みながら暮らしていた家です。
そんな僕たちの暮らしの場に、のぎ屋という屋号をつけました。


わたしたちのこだわり①
田畑の循環型農業
自家栽培の米から出る籾殻と藁。肥料として籾殻くん炭を作り畑に施し、スイカ畑の畝間には藁を敷いて草を抑えています。
米とスイカの2つの柱があることを強みに、田んぼから畑へと資源を循環させています。
わたしたちのこだわり②
家族で営む小さな農業
私たちは、夫婦二人で自分たちの身の丈にあった面積、栽培方法で農業を営んでいます。
目の届く範囲で栽培するからこそ、しっかりと手をかけることができ、心に余裕を持ちながら作物に向き合えます。


日常にも馴染むお餅作り
自家栽培の餅米は、滋賀羽二重糯(もち)を使用。粘り、コシ、伸びがあり、きめも細かく、「餅米の王様」と言われ評価されています。農薬と化学肥料を使わずに育て、天日干しでじっくりと乾燥させています。
お米を食べるように、のぎ屋のお餅を食卓に並べていただけると嬉しく思います。
農産物や加工品の販売、民泊を中心に、昔の寺子屋のような学び舎を作ったり、未来のための井戸端会議を開いたり。
何年後に形になるのか僕たちにも分かりませんが、小さく、ゆっくり、住み開いていきたいと思っています。
